~腰-股関節のストレッチ~一覧

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内転筋群(ないてんきん)とは、大内転筋長内転筋短内転筋恥骨筋薄筋という5つの筋を指し、左右の太ももを閉じるようにはたらきます。

大内転筋の部分には内転筋管というトンネルがあります。ここには伏在神経という神経が通っており、内転筋の緊張などによってこの部位で神経が圧迫されると膝やすねにしびれが起こる可能性があります。
 

こんな人に

膝が痛い

股関節が痛い

開脚が苦手

naitennkinn.JPGストレッチしたい側の足を伸ばし、外側に開きます。
かかとではなく、内くるぶしを床側に!
伸ばした足に向かって体を倒していきます。

ストレッチしたい側の足を後ろに引いて、壁側に体重をかけていきます。
外くるぶしを床に付けるように意識するとよりストレッチしやすくなります。

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大腿筋膜張筋 イラスト.gif

大腿筋膜張筋は中殿筋と共に足を開く(外転)ように働く筋肉で、立位時に骨盤を支える役割があります。ただ、中殿筋で上手く骨盤を支えられない場合は大腿筋膜張筋が過剰に緊張してしまいます。また、生まれつきO脚などの構造的な問題がある時も大腿筋膜張筋は緊張を起こしやすくなります。逆に大腿筋膜張筋に緊張が強い時、O脚のように立った時の重心が外に偏ったり足が開いた状態になりがちです。 腸脛靭帯炎(ランナーズニー)は大腿筋膜張筋から続く膝外側の靭帯の炎症です。膝の屈伸を繰り返すスポーツ、特に初心者長距離ランナーの方に多くみられます。股関節と膝を曲げて足を持ち上げ前に運ぶ際、腸腰筋が強く働くと膝はやや外側に持っていかれます。大腿筋膜張筋はこれを打ち消して膝を真っ直ぐ前に運ぶよう作用するのでオーバーユースが起こりやすく、腸脛靭帯炎症を起こすことがあります。

ストレッチしたい側の足の膝から下を床につけます。
軸にした足の膝を徐々に曲げていき、前に体重をかけるようにして腰を落としていきます。
このとき、体を丸めないよう注意しましょう

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伸ばしたい方の外くるぶしを反対の膝にのせ、少しずつ体幹を倒していきます。

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立位、もしくは膝を床に着けた状態で伸ばしたい方の足を持ちます。
この時腰を引いたり背中を丸めたりしないように注意しましょう。
かかとをまっすぐ臀部に付けるようにするポジションは主に大腿直筋や中間広筋がストレッチされます。
かかとを外側に持っていくとより内側の筋肉(内側広筋)がストレッチされます。
反対に内側に持っていくとより外側の筋肉(外側広筋)がストレッチされます。

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片足を曲げ、ストレッチしたい側の足を伸ばし、伸ばした足の方に向かって体を倒していきます。
この時、背中を丸めないよう注意しましょう。
背筋を伸ばした状態で、おへそをももに近づけるようなイメージで行います。
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この筋肉は、太ももを後ろに反らしたり膝を曲げたりするときに使用します。
日常生活で人間の行動はお辞儀をするように前方に移動することが多く、その際にハムストリングは動きを制御するブレーキの役割をしています。ハムストリング。が緊張するとヒザをうまく伸ばせなくなり、膝痛の原因になります。特にヒザが重い・痛いという方にはおすすめのストレッチです。また膝や骨盤を通じて姿勢を崩すため腰痛も起こしやすくなります。 スポーツに関しても特によく使われ、下肢の動き作りや運動能力に大きく影響する部分ですが、トレーニングが難しく、反面肉離れなどの故障を起こしやすく、一度故障すると癖になってしまう場所です。